グレートセッジを巻く Dressing the Great Sedge 柚木 勇(ゆずきいさむ) Isamu Yuzuki 1997グランプリ・ドレッサー/1997 Grand-Prix Winner of Ken Sawada Fly Dressing Competition
今回はロールドウィングを持つグレートセッジをドレッシングします。 このフライはイブニングライズで大物を狙うフライフィッシャーマンにとって欠かせないウェットフライです。ドレッシングのポイントは、ボディハックルをリプでプロテクトするところと、ウィングを3つ折りにして整形するところです。 ここではスロートハックルにファイバーのかたい「コック・ド・レオン」を使用し、沈めても型くずれしにくいフライとなることを目指しました。
ファンデーションを施してからテールに小さいトッピングを縛る。 ※小さなトッピングはネックのティペットとクレストとの境目にたくさん生えている。
フラット、オーバルティンセルにミューシリンを施し、フラットティンセルの端を斜めにカットしておく。また、ハニーグリッズルの片側をむしったものを1本用意する。
オーバルを下、その横にフラットティンセル、そしてハックル(ティップ側)を上にそれぞれ固定する。
フラットティンセルを隙間なく巻き、その上からハックルを4〜5回転させ、アイ付近でさらに2〜3回転させる。
※ハックルをねじらないように注意する。
ハックルとは逆回転でリブを巻く。ハックルストークを押さえ、ハックルファイバーを巻き込まないように気をつける。
※ボディハックルの間隔と、リプの間隔を同じにすると、美しく見える。
スレッドにワックスを施し、スロートハックルを巻く。今回は、スロートにコック・ド・レオンを使用した。このハックルはファイバーが長いものが多いため、フォルス・ハックルとして結んでいる。すべてのハックルを下に向ける。
ロールド・ウィングを作る。 (写真は出来上がった状態)
スペックルド・フェザントテールの先端をそろえてから希望するウィング幅の3倍の幅のファイバーを切り出す。ウイングのずれに注意しながら、三つ折りにする。切り口と先端を持って交互にずらし、全体の形を整える。
スレッドにワックスが効いていることを確認し、ウイングを乗せる面を平にしてからウイングを縛る。
縛ったウイングの形が良いことを確認したら、余分なファイバーをカットしてヘッドを作り、バーニッシュを塗って完成。