サクラマス、シーズン5尾、通算31尾達成!
力石 節夫(ちからいしせつお) 東京都在住 Setsuo Chikaraishi in Tokyo, Japan.
フライフィッシング歴26年/サクラマス歴7年



シーズン初ものは52cm。ゴールデンウィークの喧噪の中で。



5月1日、午後3時半、52センチ。 

 ゴールデンウイークが今年の初釣行となった。さすがにどこへ行ってもフライマンがいる。私はやむを得ず午前中さんざん毛針を流したポイントへ戻った。

 「あそこしかない・・・」そう思いながらもこの日はあきらめ加減であった。しかし、気をとりなおすと両側から流れが交わる小さなスポットをねらって、アクアマリンに水平にターンを起こしながら流した。

 当たりは大きくなかったが、それが今年初のサクラマスであることを、引き出されるフラットビームに音色を響かせるリールの逆転音が教えた。




5月18日、午前9時、60センチ。9時20分、55センチ。

 前日休むこともなくロッドを振り続けたために、体中に疲労が充満しているのを感じながら目覚めた私は、どこへ行こうか思案していた。ふと、昨年ルアーマンが、大きなサクラを釣ったと自慢げに語っていたことを思い出し、初めてではあるがその場所へ行って見ることにした。

 川へ立つと私がまず最初に行うことは、流れを見立てることである。つまり、サクラマスはどこで毛針をくわえるのかを予測するのである。そのためには、時に姿勢を低くして流れの勾配を見ることも行う。

 その場所でサクラマスからの応答があるのは、対岸に名も知れずに咲く花のある辺りに思えた。釣りはじめは水圧をこらえるのがやっとだったが、そこにくるしたがい流れはゆったりとした。ブラックフェアリーを投射すると、いつものようにフラットビームを下流側にメインディングし、少し間を置いてリトリーブに移った。

 重い当たりがあった。すかさずフラットビームを引いて合わせると、あのいつもの胸の高鳴る瞬間が訪れた。

 「あまりにも過酷なこの釣りではあるが、この瞬間があるためにやめられない・・・」私は大いなる充足と高揚感に包まれて再び釣り始めた。すると、名針ブラックフェアリーは、またもや、対岸の花の咲く位置でサクラマスを誘惑したのである。私はしばらくの間銀色の魚体の美しさうたれ陶然としていた。




2匹目は60cm。ブラックフェアリーで。 3匹目。こちらもブラックフェアリー。



5月25日、午前8時、60センチ。午前9時、48センチ。通算31尾達成!
 
 サクラマス釣りを始めて7年が過ぎようとしている。出会ったサクラマスを数えてみるといつの間にか29尾になっていた。こうなると30尾が目標となるのは当たり前だが、先週、その30尾目をヒットさせたのであるが、記念写真を撮る釣友に向かい嬉しさのあまりにポーズを繰り返している間に、ばらしてしまったのである。「ま、たまにはいいじゃないですか」との、釣友のなぐさめともつかない言葉が胸にむなしく響いたのである。

 この日は、30尾目を目指して気合いが入っていた。先行している釣友とは異なった流し方に徹することにする。釣友は、毛針に水平のターンを与えると、要所々で小さなアクションをくわえている。私は、ここでサクラマスは毛針をくわえる、と思える箇所にかかると、すぐにリトリーブを開始した。私の最も得意とするメソッドである。そうして絶好のポイントでリトリーブを開始した瞬間、通算30尾目のサクラマスがきた。ファイト中、またもポーズを繰り返したが、無事に記念撮影を終えることができた。

 場所を変え、同じメソッドで31尾目をゲットした。こうして今年のサクラマス釣行を終えたのである。




遂に通算30匹め。60cm。 追加で通算31匹め。やや小振りの48cm。


Data of My Trophy
魚種 Species サクラマス Cherry Salmon
体長 Length 52cm・60cm・55cm・60cm・48cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size アクアマリングリーン、ブラックフェアリー
プラスティックチューブ1.5インチ with ST1 Treble Perfect #6
ロッド Rod KS SS 1511D
今シーズンのロッドはすべて SS1511D を使用したが、このロッドは35ヤード先の毛針を思いのままに操作することができた。これがよい結果に結びついたものと思う。軽快かつスピーディな釣りを目指す方に SS1511D はおすすめである。
リール Reel SU 910 Silver
釣った日 Date of Catch 2003/05/1・05/18・05/25
釣った場所 Place of Catch A川にて





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