サクラマス2004、チャンスは逃さず!
力石 節夫(ちからいしせつお) 東京都在住 Setsuo Chikaraishi in Tokyo, Japan.
フライフィッシング歴27年/サクラマス歴8年



雨に防水カメラのレンズもくもる



ブラックフェアリー

 雨はしきりに降り続いている。水位はいつもより20cmは高いが、幸い濁りはまだ入らない。今年初めてのサクラマス釣りは仕事に追われとうとう5月も中旬になってしまった。数日前から天気予報は全国的な雨模様を知らせていたが、このままではサクラマス釣りのシーズンが終わってしまうことに、私は意を決して長い道のりに車を走らせた。

 先行しているフライマンがサクラマスを掛けた。雨にけぶる遠くの水面に飛沫を上げてファイトする姿が見える。しかし、やがてそのフライマンの絶望の声は、サクラマスをネットに入れる瞬間にばらしたことを知らせた。








 「サクラはいる!」私は濡れた身体を奮い立たせ、フラットビームを手繰った。一流し目、先行したフライマンと同じコースを下った。だが、当りはない。

 二流し目、対岸のテトラが並ぶ際近くにゆったりとしたたるみがある。私はそこにねらいを定めた。ブラックフェアリーが水平のターンを始め、最も大きく魅惑的に身体を見せる瞬間をとらえ、私はサクラマスにブラックフェアリーが生き物であることを知らせようとし小さなアクションを加えた。

 操作されたブラックフェアリーが再び流れに乗り、水平のターンを始めた瞬間、奪い取るような強い当たりが伝わり、私を至福の時間に導いた.....。

 濡れたベストの背中からカメラをとるとレンズはくもっていたがかまわず写真を撮り、再び流れに立った。今度も同じコースを下る。メソッドも同じだ。すると、ブラックフェアリーは瀬尻の落ち際ぎりぎりのところで、再びサクラマス誘惑したのである。






もう一匹は57cm。やはりブラックフェアリーで。


Data of My Trophy
魚種 Species サクラマス Cherry Salmon
体長 Length 63cm、57cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size ブラックフェアリー on プラスティック1・3/4・フックは6番
ロッド Rod KS SS 1511D
リール Reel SU 910 Silver
釣った日 Date of Catch 2004/05/18
釣った場所 Place of Catch T川にて





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