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12月31日、2005年度の締めとして出かけた管理釣り場。あまりにも渋い釣果に、コンテスト審査発表を目前にテンションも下がり気味。少々重い気持ちで、大晦日の空いた道路を帰路に着く。
恒例の宝くじの確認をせっせと済ませ、はやる気持ちを押さえながらいつになく緊張し、パソコンの前に座った。いつもはkensawada.comをクリックするのが楽しみなのに、今日はいつもと違っていろんな気持ちに取り囲まれていてなかなかクリックできず、時間ばかりが過ぎて行った。
11時45分頃、まだ元旦になるまでは時間があるからその前にちょっと覗いてみようかと、クリックしてみた。
「ん? ・・・・ 新しいコーナーがある?」
「ん? どこかで見覚えのあるようなフライ?・・・・」
「あっ!!!!!」
そのコーナーは、まさしくコンテスト発表のコーナーだった。しかも「NEW GRAND PRIX WINNER!」って・・・。今回はグランプリの人が出てる!?・・・その文字のバックにあるフライは僕のだ!
「でも、いや、でも・・・、」と頭が混乱してきて、マウスを握る手が震えてきた。思い切ってクリックしてみた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 涙が出た。
そこには自分のフライ達が、生命をもらって生き生きと大きく次々に並べられていた。
本当にビックリだった。まさか、とは思ってはいたものの自分にとってまだまだ勉強すべき事はたくさんあるから、とうてい先の話だと思っていた。でも、8年間、いつでも真剣勝負で自分と闘ってきた。巻きたくても巻けない時期もあり、自分の表現力のなさに失望もした。
作る事はできても、そのフライを生かす事や、自分らしさを表現するのはとても難しい。今回も完璧とはいえないし、きっとずっと迷いながら進んでいくんだろうと思う。これから先、迷いながら、葛藤しながらも新しく生まれていくフライ達に自分の気持ちが吹き込まれ、年をとる毎に輝きの違う作品を、楽しみながらずっと作って行きたいと思う。
コンテスト審査のコメントを読み返すたびに、長年のいろいろな思いが込み上げて胸が熱くなり、本当に今まで続けて来る事ができた事を幸せに思う。
この喜びは一生涯忘れない。支えてくださった皆さんにこの場を借りてお礼を申し上げたい。
本当にありがとう。これからも試行錯誤を繰り返しながら更に作り続けていきます。
2006年1月吉日 萩原清司
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