| 「巻くの?」「巻くの!」 3日目、遠くの方でグリルスがジャンプしています。たくさんのサーモンが上がってきていると聞き、私はサイモンに言われる通りにキャスティングしました。その時です! 指先にあたりを感じたあと、リールがものすごい音をたてて回転したのです。
「ギー!ギー!ギィー!」
サイモンは遠くにいた主人を口笛で呼んでくれました。私は竿を持っているのがやっとです。どうすればいいのかわからず、とっさの事だったので英語もでてきません。「どうするの? ねえリールを巻くの、巻くの巻くの?」ってサイモンに聞きました。サイモンは日本語がわからず、答えが返ってきません。ずっとリールは鳴りっぱなしです。私は怖くなって「巻くの巻くの?」の連発です。さすがのサイモンもとうとう「巻くの!」と日本語で答えてくれたではありませんか。
川岸から主人も大きな声で私にアドバイスしてくれました。悪戦苦闘の末、やっとサーモンが見えて来ました。ところがなかなかランディング出来ず「早く捕まえてー」と、もう半分泣きべそです。ずいぶんと時間をかけてやっとランディングした瞬間、3人で「やったー」と手を上げて喜びました。最高の笑顔でVサインです。本当に嬉しかったです。
初めての感触。ピカピカのサーモンはとても眩しく、主人は「俺のより完蟹なフッキングだ。」と笑っていました。主人とサイモンと握手をしてから写真をたくさん撮ってもらったのですが、主人の持っていたビデオカメラは横向きに写っており、その時の慌てようを物語っていました。
|

Simon, I could catch my first grilse in our first fishing
trip to the river Gaula. It is entirely thanks to you!
|