| 大淵の大物を狙って
今シーズンは本流の魚に狙いを定め、5月から目指す川に通い出した。その場所は以前から大物が出ているとの情報があり、ウェットで狙うべく、何度か釣行をしていた。その日は既に知人の車があったので、挨拶をかわし、今シーズン新調した10フィートのシャノンにシルバーの78リール、7番のフローティングラインをセットして釣り始めた。
ポイントは大きな淵の最下流で、流芯が中央にあり、流れはフラットだが流速は意外に早く、下流には大小の岩があり、岸には背の高い葦が茂っている。水深もあるため、思うように立ち込めない。バックスペースを気にしながら、D&Aで釣り下る。
薄暗くなりかけてからセッジが飛べば、ライズが始まるだろう。リードフライにはこの時期一番信頼の置けるサマースプロートの4番に巻いたマーチブラウン・アメリカン、ドロッパーにはシングルローウォーターの8番に巻いたマドラーミノーを結ぶ。リーダーは勿論スーパーテックの0X、12フィート。バット側を1フィートほどカットしたものを使用する。
釣り始めてあちこちでライズが始まり、まずは手前のライズからと思ってキャストしたが、反応はない。次々にライズに向かってキャストするがやはり反応がない。セッジは私の周りの水面を泳ぎ回っている。一定の範囲でのライズではないので、魚はきっと広範囲で捕食しているものと思い、下流の岸際に最後までフライを流しきるようにした。
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