しかし7月に入って狙っていたポイントの状況が好転。4月に弟が50cmオーバーを2本釣っている場所だけに「今日こそは!」の思いで、朝一番にそのポイントに入った。夜半に降った雨の影響でうっすら濁りが入っている。そこでリードフライにはTD4の#6に巻いたピーコックキング、ドロッパーにはLD1の#8に巻いたマドラーミノーを結んだ。
釣り始めるとすぐに35cm位のレインボーが連続ヒット。それ以外にも小さいレインボーと思われるアタリが頻繁にある。「今日は魚の活性は高そうだ。」と思いながら、いつも良型のレインボーが釣れる落ち込み付近を探るが、どうしたことか、さっきまであんなにあったアタリがピタリと止まってしまった。「状況は悪くないはずだ・・・。」と思いながら、今度はその少し下流にある大きな岩が沈んでいる付近にフライを送り込んだ。
「?」、一瞬何かがフライに触ったような気がした。その途端「グン!」と、あの心地良い感触が。ロッドを起こすと魚が水面付近で激しく暴れ出した。今までに釣った魚とは比較にならないパワーに少しだけ弱気になりかけた。大きな岩が複数沈んでいる為、魚の言いなりではキャッチする事は難しいだろう。始めから大物狙いだったので、リーダーはスーパーテックの1Xを使用。ロッドも強引なファイトに備えてSS9108Fを選んでいた。後はその強靭なバットパワーを活かし、魚に潜られないよう、ひたすら耐えた。
魚が浮いたのでフッキングの状態を確認すると、リードフライが良い位置に掛かっている。これなら無用なトラブルは避けられそうだ。それにしてもデカイ! 「ネットに入るのか?」と思うようなサイズだ。50cmオーバーを一つの目標にして来たが、計測すると64cmもある立派な体躯をしたレインボーだった。