禁漁間際の決断
目標としてきた40センチ級のヤマメは釣れないながらも,アマゴの自己記録を更新でき,納得のいくシーズンであった。
禁漁まで残り一週間をきっていたこの日,期日の迫った仕事もあったが,絶好の釣り条件に我慢ができなくなり,さんざん迷ったが結局釣行することにした。(おかげでこの週は仕事が大変だった)
釣行の決断が遅れたため,釣り場に到着する頃には辺りはかなり暗くなっていた。いつもならダウンアンドアクロスで攻めるところだが,この日は,アップストリームにキャストし,フライを沈めてから縦のターンで誘うことにした。
釣り始めてから1時間ほど経ったころ、流芯付近で反応があった。フッキング直後にヤマメ特有の引きがロッドに伝わってくる。その引き具合から,かなりの大物であることがすぐに分かった。「2ヶ月前に釣ったアマゴよりもさらに大物かもしれない。いや,前回よりも流れが強いところで釣っているからそう感じるだけかもしれない。」とあれこれ考えながらも,大物であることには間違いなく,慎重にファイトした。
数分後,ネットに収まったのは,ドロッパーのグレートセッジをくわえた40センチのヤマメであった。