MARY ANNE'S PHOTO REPORT

最終日

最後のビートはブリッジプールだった。ここはガウラきっての名場所。流れがブリッジの下で対岸の岩にぶつかり、そのまま流芯が対岸側を流れ、サーモンがプールのど真ん中を通る。誰が投げても奇麗にフライが流れ、ハイウォーターからローウォーターまで、どんな水位でもサーモンが釣れる。

今朝は雨が降り続き、このまま行けば雨の増水になるかな、と思っていたら、日中は青空が広がってしまった。何度か遡上するサーモンを見たが、フッキングには至らず。正午、今年のガウラの釣りを終了した。

3週間遅れの春がその通りにずれ込み、今日が解禁だったら、と思っても後の祭り。

ガウラ13年目。季節が遅れようが早く来ようが、この川の流れだけは変わらない。自然の赴くままに変化するこの川に、また懲りもせずに来年も、サーモンを釣りに来る事になりそうだ。まるで自分の幸運を試すかのように・・・。

Tight Lines
2006-06-18

6.3kg

週の後半、NFCのあちこちのビートで歓声が上がった。ようやく釣れる状況になったのだ。が、6月に入って未だにまとまった雨が降っていない。河口から上がって来るサーモンの群れは小さく、数も少ない。

依然としてタフな状況。今日は夜の10 時にラングワというビートで6.3kgのオスが掛かった。フライは暗がりの定番、ブラックフェアリー。ラインはDST-13-S タイプ I/II。120m走ったグッドファイター。

ここで一気にたたみかけて釣ろうとしたが、後続は無く。戻って来て、ホテルの玄関で記念撮影。

解禁から釣りをして、これでようやく7匹目。サイズも数も今イチ納得が行かないが、この状況では「うーん・・・、まあまあ。・・いっ・かな・・・?』

あと一日。まだまだラッキーを期待しながらも、モンスターを狙って、諦めず・・・。
2006-06-17

ミッドウォター

川は減水したままミッドウォーターで落ち着いた。ラインはタイプIIとインターミディエイトを使い分け、ロングテールの出番はなくなった。

今日はこれまで水が多すぎて釣りにならなかったビートを一通り攻める。魚が来れば釣れるが、そう簡単には行かない。サーモンがフォスを越えてから釣れるようになるまで、数日かかる。これはガウラ歴13年の経験則。

遡上モードのサーモンは、流れて来るフライには見向きもしない。走って走って、きつい瀬をいくつも越えて、さてちょっとお休みしようか・・・というプールに来て、ようやくお食事モードになる。

昨日、超特急で上がって来たサーモンを釣ったのは、単なるラッキー。より戦略的にサーモンを釣るには、各プールに確実にサーモンが居るという前提条件が必要だ。その条件が整うのは、6月の最終週。これも13年目の経験則。実感できるまで、どれほどのエネルギーを費やした事か。
2006-06-16

8.6kg

昨日からの減水は留まるところを知らず。昨夜、サーモンは一気に上流を目指してフォスを上がった。

今日は上流でサーモンを待ち受け、ログネスビートで一番乗りの8.6kgを釣る。小さくてもグッドファイターのオス。フライは透明な水にぴったりのローズマリー、1インチ。フックはST4 #6。ラインはDST-13-S タイプI/II。

ついでにマリーアンのグリーンワスプ1インチにも5.5kgが来て、上流の釣りがにわかに活気づいた。

減水は夜中まで続いている。あの真夏日のおかげで、解けるべき雪が全部解けてしまった。今日も日中の気温が20度と程よく、このまま行くと今度はローウォーターの釣りを迫られそうだ。

ひとまず、フォスは開きっぱなしで、サーモンは上流の各プールに散りつつある。これからは間違いなく、魚のいるところで釣りができる。ともかく、良かった。
2006-06-15

減水

真夏日も束の間。今日は11月を思わせる冷え込み。雪解けが止まり、一気に増水した川は、また一気に減水に向かった。今朝はハイウォーター用にDST-13-S タイプIVにロングテール、減水するに従ってタイプIII、II、I/II、場所によってインターミディエイトと忙しく変える。

夜は増水前よりも水位が下がった。気温は5度。雨は降らず、明日は更に減水するはず。これでフォス下にたまったサーモンがフォスを越える。越えたからと言ってすぐに釣れる訳ではないが、上流にやっと希望が出て来た。

予報では来週の半ばまで、雨らしい雨は降らない。気温の低い日が続けばフォスは開きっぱなしになる。が、雨水が出ないからサーモンの遡上はすこぶる悪い。今日、下流のルンダモでサーモンが通り過ぎたのはたった一度だけ。

数少ないサーモンを、どこで止めるか・・・。ビートのローテーション・テーブルと睨めっこで明日の作戦を練る。願わくば、出会ったサーモンがビッグワンでありますように。
2006-06-14

増水

ドピーカンのおかげで雪解けが更に加速し、かなりの増水。でも依然として中途半端なハイウォーターが続き、上流・中流・下流の全部で全く釣れない。大増水か、うんと減水するか、どちらかに振れてほしい。

今日は下流域を攻めるが、魚の姿は見えない。フォス下のこの水域は、河口からこれといった障害物もなく、サーモンはほんの5-6時間で、フォスまで到着する。そのムービングフィッシュを止めれば良いという単純な釣りなのだが、肝心のサーモンがお留守では、やはり釣れない。

6月のハイリスクを覚悟で、かなり周到に手を打ってこの釣りに臨んで来た。今年でガウラ13年目。さすがに川全部ダメという毎日を味わうと、来期の計画を見直したくなる。

ガウラに通い続けて37年目という紳士に会った。釣れない年も何度も経験している。友人には最初に釣れてから以降、10年ノーフィッシュだった人もいるという。 That's Salmon Fishing! と、いつものフレーズが返って来た。
2006-06-13

真夏日

ドピーカン3日目。日中の気温は30度に達した。深夜まで熱風が吹いている。とにかく暑い。川は相変わらずのクリア・ハイウォーター。状況は変わらず、どこも釣れていない。

初日から使っているロッドはSW1713L。どのプールもくまなくフライを流せる、この川では最も信頼のおけるロッドだ。予備にはSW1712H。13より軽く、短いラインで正確に近距離を狙える。

SWシリーズの最強ロッドには、いくつか試案があった。12番仕様にするか、13番で行くか。結論は13番。但し、DSTフライライン#13をフルラインナップで揃えて・・・。

SW1713LDST#13のコンビネーションは、沢田賢一郎のお気に入りとなった。ちなみにSW1712Hは、開発当初の12番の最強ロッド仕様で、こちらはマリーアン愛用。

このロッドとこのラインで、このフライを目一杯流してダメだったら諦めろ・・・という状況が続いている。
2006-06-12

夜釣り

日中の気温は25度。ノルウェーの都市部では真夏日を記録するほど、2日連続のドピーカンに見舞われ、雪解けが進み、でも洪水でもなく、全くもって中途半端。下流は水が少なく魚は素通り。でもフォスは越えられず、上流は魚が少なすぎて釣れない。どこへ行っても釣れない。これも初めて。大増水の去年は上流は悲惨だったけど、下流はウハウハだった。

日中はギラギラなので、夜釣りに期待するが、川は魚っけなし。深夜まで釣って、ため息の毎日。釣れる時に釣っておいて良かったと、改めてほっとする。

雨が期待できない以上、雪解けがおさまって水位が激減するのを待つしかないが、この滞在中、その日が来るのか、微妙なところだ。来なければ、更に上流に向かったサーモンを追いかけるしかないが、上流を攻めるにはまだ水が多すぎる。

今日は日曜日。NFCには期待で一杯の新しいゲストが到着した。彼らの元気に期待しつつ、次の戦略を練る。ハイリスクな6月。願うはビッグなハイリターン。
2006-06-11

ノルウェー晴れ

ガウラに来て10日が過ぎた。昨日は気温が上昇し、日中に解けた雪のおかげで、夜中に水位が上昇。またしても結構なハイウォーターとなった。が、天気は一日中雲一つない晴天。6月だと言うのに夜釣りを決め込むことになった。

天気を調べると、向こう1週間、ノルウェーにはまとまった雨の予報がない。地元では天気予報は嘘ばっかしとの評判だが、嘘であってほしい。ガウラのサーモンは雪解け水より雨水を好むから、これから先もかなり辛そう。

河口の漁師の話では、サーモンはたくさん来ているという。が、下流のルンダモで河口からのサーモンを待っても、大きな群れはまだ見られない。

このところの雪解けによる増水で、川に入ったサーモンはルンダモの上のガウラフォッセンという滝の下で足止めを食っている。

せめてこのまま水位が下がって、サーモンが一気にフォスを超えて上がって来るのを期待するしかなさそうだ。
2006-06-10