MARY ANNE'S PHOTO REPORT

5匹+1

6月16日。水位はフロセット55cm。早朝の気温は3℃、水温は8℃。日中は気温が15℃まで上がり、夕方には水温も12℃となった。サーモンが動き出した。ただ、残念ながらドピーカンだ。

午前中、ホームプールを釣るが、今ひとつなので、ちょっと上のマェラを試してみる。いきなりサーモンのジャンプが見えたかと思ったら、なんとフライを食っていた。7.9kgのシーライス付き。フライはもちろん、ローズマリー。午後に賭ける。

この水位だと、ねらい目はレールウェイプール。ひどい崖で、スペイキャストしかできない。中程まで釣り下った時、待望の当たり。十分に走らせ、フッキング。ファイトに入ろうと思った瞬間に、ポロッとバレてしまった。今期、2度目のバレ。運は残っていなかったか・・。

午後のティルセットでマリーアンにも1匹。これが3.8kgの最小記録。とてもトロフィークラブに出られません。

その後、ブッリジールを1流しするが、音沙汰無し。もう一度レールウェイを丁寧に攻めてみたが、反応もなく、沈黙のサーモンを前に、今年のガウラの釣りを終了。

トータルでケンサワダに5匹。バレ2匹。できれば超大物をお見せしたかったが。

来期こそ・・・。

Tight Lines
2007-06-16

空っぽ

6月15日。水位ははフロセット60cmをほぼキープ。早朝の気温は3℃。日中は11℃まで上がったが、水温は8℃。

期待の雨は、山で雪。恵みの増水はなかった。たとえ今日増水しても、釣れるようになるまで2〜3日かかる。

時折の豪雨、強風はあるが、空気はえらく乾いていて、増水は期待薄。

今日は柳の下を狙って。ブリッジプール、ジャンクションプ−ル、ラングワなど、数カ所、これまで大物を釣ったポイントを徹底して攻める。が、当たりはおろか、サーモンの姿さえ見られなかった。明日、大逆転がなければ、今年のガウラはミディアムサイズを4本で終わる。

サーモンフィッシングはそんなもの。特に6月は魚が薄い。それをわかって毎年挑む。釣れても釣れなくても誰も恨まない。釣れるもバレるも、全部自己責任。そういうスタンスの好きな人が、サーモンビートのリピーターになっている。

明日があるから大きな声では言えないが、来年は特大級に照準を合わせたックルシステムを用意して望む予定。

ひとまず、来週日本からやってくるクレイジーたちに、バトンを渡そうと思う。雨乞いをしておくから、チャンスを逃さず、目一杯釣って欲しい。
2007-06-15

バレ

6月14日。水位は更に下がり、フロセット60cmを割った。早朝の気温は3℃。水温は8℃。山はまたしても雪。

早朝、ニュープールで1匹バラす。フッキング直前だった。突然走り出し、ジャンプして外された。

バレはいつでも起こりうる。ただ、それがかなりのサイズ、特大級ではないまでも、15kgは楽にあったかというサイズだと、もう悔いとか、反省とか、そういったアベレージな悔しさを越えたところで、眠れない。

これまでビッグサイズはことごとく釣り上げてきた。このクラスをバラしたのは、ケンサワダにとって初めての経験だ。大きな魚はフッキングもゆっくりのはずだった。新たなチャレンジの始まりに目が覚める。

食事を忘れて次の魚を追うが、そう簡単にやってくるものではない。しかも今日はまた天気の変わり目らしく、一日中下流からの強風が吹き荒れ、釣りにならない。明日はまた晴れモードに戻るらしい。

夜はレナプールに期待したが、サーモンの姿は見えず、相変わらずの強風。今日こそ決着をつけたかったが、敢えなく撤退。ひとまず、天気が落ち着くまで待つことにする。

とは言っても、我々のガウラ滞在は残すところ2日。増水は見込めない。もしかするとまたドピーカンかも知れない。

既に来年のリベンジをも念頭に置いて、眠られぬ夜が続きそうだ。
2007-06-14

雨、あられ、雪、4℃

6月13日。夜半にかなりの雨が降った。ガウラのこと、さぞかし増水したと思いきや、昨日より減っている。今朝の気温は6℃。山は雪だった。なるほど、増水しないわけだ。

日中、時折の豪雨はあられ混じり。気温は4℃まで下がり、手がかじかむ。水温は9℃。急に下がってたためだろう。サーモンは姿を見せなくなった。

昨日NFCの上流部で釣れたサーモンは、更に上流に行ってしまったらしく、今日の釣果は芳しくない。

特大級を狙って、下流域を中心に攻めたが、強風と冷たい豪雨で釣りができない。ガウラ流域にはあられの粒が積もった。せっかく雨モードになったというのに、残念だ。

6月の初旬は、いつも予測不能な悪条件が待っている。おまけに7月のミッドウォーターのような、ケンサワダらしいダイナミックな釣りを撮るチャンスも少ない。水位が高く、サーモンが岸寄りを上がってくるから、近距離しか釣れない輩にあっさり釣られてしまったりする。

それでも6月解禁を目指して行くのは、そうした未知の条件に遭遇するアドベンチャーなのか・・・。願わくば、ガウラ記録の24kgオーバーを期待して・・・。
2007-06-13

7.8kg × 2

6月12日。案の定、低気圧のおかげで朝から雨。雨雲がすっぽり川を覆い、山には雲がたれ込めている。一日中、雨が降ったり止んだり、スコールになったり。水温は9℃。日中の気温は7℃。先週のドピーカンから一転して冬景色。変われば変わるもんだ。

早朝からレナ・プールを攻める。プールでお休みしていた7.8kgをあっさりゲット。フライはアクアマリン・スクィッド・ロングテールのミディアムサイズ。

先週のゲストは釣果ゼロで帰ったというのに、今週は雨のおかげで初っぱなから釣れている。

本日2匹目は午後のブリッジプール。7.8kg、95cmは朝の魚と全く同じ。アクアマリン・スクィッド・ロングテールをそのまま使用。思った通りのタイミングで来た。これで、バッグリミット。

解禁から昨日まで、11日間、連続のドピーカンはさすがに初体験だった。そして気圧が下がった途端にサーモンがざわざわと動きだし、あちこちで釣れた。

・・・もう明らかだ。サーモンはドピーカンだとテコでも動かない。海からさえ、上がってこない。気圧が下がればあっさり釣れる。

今日の2本はケンサワダのミラクルテクニックで釣ったわけではなく、天候が変わって釣れるモードになって釣れた魚だ。今日はNFCで10本のサーモンが記録された。先週の釣り人に恨まれそう・・・。

ひとまず、サーモンは釣れた。「気圧が下がればサーモンは釣れる」というのが、結構なフレーズになりそうだ。

今後は特大級を目指して・・・。
2007-06-12

一転

6月11日。フロセット75cm。水温12℃。でも天気が変わった。今日の最高気温は14℃。

朝から冷たい風が吹き、日中は強風。薄雲が広がって、次第に暗い曇り空へ。夕刻にはいつもの見慣れた6月の景色が川を覆った。現金なもので、ドピーカンであれほど沈黙していたサーモンが、あちこちでジャンプを始めたではないか。

雨が降った訳ではなく、ただ気温が下がって雲が広がっただけなのに・・。サーモンは本当にドピーカンが嫌いなんだな・・・とつくづく思う。

初日から数日は、解禁前の大増水のおかげで何とか釣れた。それ以降、約1週間ドピーカンが続き、ほとんどサーモンの姿を見ていないのだ。もう、釣りを忘れてしまいそう・・。

久しぶりに顔を出してくれたサーモンに、安堵・・・。が、やはり、数が少ない。

今日は下流のクゥォール、そして上流のニュープールを中心に攻める。ムービングフィッシュを何度か確認。一気に釣りモードとなったのは良かったが、全部すれ違ってしまった。フライは見ているが、食い気がない。6月のムービングフィッシュは、フライに目もくれずに上流を目指すから、まあ仕方がない。

何はともあれ、大分、魚に近づいてきた。あともう少し・・・。
2007-06-11

フロセット80cm

6月10日。水位は更に下がってフロセット80cm。フォスで足止めを食うサーモンは居なくなった。

上流でも安心して釣りができるようになったのはいいが、如何せん、先週下流でほとんどサーモンを見ていない。フォスが開いたとして、サーモンの数は少なすぎる。

今日は日曜日。午後はゲスト入れ替えのため、全部のビートがフリーとなる。昨日ラングワで待ちぼうけを食ったと思ったら、実はサーモンはとっくにその上のブリッジプールまで達していた。水温が12℃。サーモンのスピードはかなり速い。先週、ケンサワダの他に唯一サーモンを手にしたグラント・フォアマンは、その時ちょうどブリッジプールが回ってきて、サーモンを1匹ばらした。ムービングフィッシュだから、食いが悪い。

今日は午前中にベスト・ウォーター・レベルのレナを流し、午後は最上流のアルモースを吊り橋の上からチェック。やはりまだ水位が高く、退散。川底の感じからして、今年のNFCのビートはどこもすばらしい。ピークシーズンにはかなりの釣果を期待できそうだ。

が、ピークを外れている現在、連日のモンゴル晴れでサーモンが海から上がって来ない。もう10日間も雨が降っていない。はっきり言って、お手上げだ。

それでもめげることなく・・・。
2007-06-10

フロセット90cm

6月9日。遂にフロセットの水位は90cmとなり、フォス下にたまったサーモンは上流を目指して上がった。

ここで紹介している「フロセットのゲージ」とは、単にフロセットという村にある橋の橋脚の1本に書かれている水位を表す目盛りのこと。川のあちこちにこうしたゲージが記されていて、大まかな川の水位を知らせている。フロセットはNFCのメインビートへ行く途中にあり、水位を気にする状況になると、誰もがここに立ち寄ってチェックする。

フロセット90cmとは、サーモンがフォスを越える水位という、昔からの経験則だ。だが、完璧なデータではない。水温が低ければ80cmでないと上がらないし、水温が高ければ1mでも上がる・・・とも言われている。誰も、検証はしていないし、第一そんな暇はない。

まずは本日、めでたくサーモンがフォスを越えたことにしよう。今日の夜はラングワでサーモンの群れを待ちかまえたが、音沙汰なし。そうそうすぐに釣れるほど、甘くはない。これからは、下流で海から上がってくるサーモンを待ち、上流ではフォスを越えたサーモンを待ち、運が良ければビッグワンを・・というパターンになる。

今日、下流ではサーモンが1匹、何回かロッドの真下で姿を見せ、フライを無視して上がって行った。

天気予報では当分雨はなく、反対のスウェーデン側もずっと晴れ。でもだんだん気温は下がっていくようで・・。間もなく6月の渇水となりそう・・。
2007-06-09

フロセット1m--その2

6月8日、ガウラに来て早1週間が過ぎた。魚がやってきたのは最初の4日。以降、フィヨルドからサーモンが上がってこない。

上流が釣れないのはわかる。今日もフロセットの最低水位は1m。まだ、サーモンはフォスを越えられない。「フォスを越えた。それ行け!」というのは、明日以降に持ち越しになってしまった。気になるのは、フォスに関係のない下流でもサーモンの姿が1匹も見えなくなっていることだ。海からの遡上が途絶えてしまっている。

連日の快晴。河原は猛暑に等しく、1流しで体力を消耗する。気温は27℃、水温は下流で11℃。フロセット1mというのは、サーモンさえ居れば、下流も上流も最高のフライウォーターとなる水位なのだが・・・。

今日は朝からクゥォールに張り付いたが、当たりはおろか跳ねも見えない。これではフォス下にたまったサーモンの数も大したものではないだろう。フォスが開いたとしても、上流目指して上がった魚に出会うのはそれなりに大変だ。

サーモンは高気圧を好まないのだろうか。今日はパーやブラウントラウトさえも、姿を見せなかった。

写真は下流のクゥォール。炎天下、朝6時から昼までフライを流したが、何にも起こらなかった。
2007-06-08

フロセット1m

6月6日、深夜にピークを迎える水位は今月最低を記録。晴れモードが続いたおかげで大方の雪が解けてしまい、雪代は一気におさまってしまった。気温は今期最高の27℃まで上昇。午後の水位はフロセット1mまで下がり、いよいよサーモンがフォスを越える態勢を整えた。

水温は10℃。川の水の増減が乏しく、海からサーモンがやって来ない。海からの魚を待つ下流は絶望的に釣れない。一方、上流はもう一歩でフォスに1週間たまったサーモンを待ち受ける状況。即ち、今日もまた、釣れない。

午後になって山沿いに雷雲が発生したが、雨はほとんど降らず。ノルウェーの天気予報を見ると、向こう一週間同じような天気が続くらしい。つまりずうーっと晴れモード。期待はいやがおうにも、明日から上流を目指すフォス下の群れに集中する。

6月の初っぱなにここまで快晴が続いたのは初めての経験だ。しかも、まだ続くという。

早朝、ローズマリー・ロングテール・ミディアムサイズに食いついたのは、サーモンではなくネイティブのブラウントラウト。ど真ん中でこういうのが釣れると、本命はお留守と決まっている。

6月7日、このまま行けば上流にサーモンがやって来る。そうあって欲しいと願うばかり。
2007-06-07

最悪

連日の気温は20℃を超え、いよいよ水温も上昇を始めた。朝の水温は9℃。午後には10℃を記録。下流はサーモンのスピードが速く、フライなど見向きもせず。相変わらず水位は高く、午後4時に最も減ったところでフロセットのゲージは1m20cm。

下流は高速で素通り、水位が高くサーモンはフォスを越えられず、従って上流には1匹も上がってこない。下流も上流も釣果ゼロの日が続く。

明日はさらに気温が上がり、いよいよ最悪の状況へ突入の見込み。

希望としては、水位が何とか1mまで下がって、フォス下にたまった魚が上流めがけて一気に上がって来ること。もしくは水温が下がって下流でサーモンの動きが鈍くなり、フライに食いつく余裕をもってもらうこと。残念ながら、現時点では両方とも、見込みがない。

今日は下流を中心に炎天下、フライを投げ続けたが、音沙汰なし。ロアー・ガウラ・ビートは唯一魚の見えるビートとなり、休みなく釣り人が入るが、水位の増減が少なく、川には変化が乏しく、サーモンは海から上がってこない。

ガウラ14年目にしてまたしても最悪のパターン。やはり、6月の初っぱなはお勧めいたしかねます。魚がいなければ、釣りになりません。
2007-06-06

お手上げ

ここに来て、水位の増減が膠着状態となった。日中の気温が22℃、水温は6℃。雪解けは加速。雪解け水だから冷たく。夜は冷えるから雪解けは収まり・・・。雨は降らず。こうなるとサーモンは河口で様子見のまま、上がってこない。水が減らないからサーモンは途中のフォス(滝)下で足止めをくらい、上流には上がってこない。

上流には魚が薄いと、誰もがようやく気づき、フォスよりもずっと下のロアー・ガウラ・ビートに釣り人が張り付くようになった。

我々の経験則だが、下流の釣りと上流の釣りは根本的に異なる。下流の釣りは河口の状況を把握することから始まる。サーモンが河口に集まってきているかどうか、サーモンが遡上の態勢にあるかどうか、そしていつサーモンが川に入るかを知ることが先決だ。まさしく、海釣りの感覚を必要とする。

一方上流の釣りは、対照的に川の釣りだ。水位、水温、天候等、あらゆる現象を通して状況を把握し、次はどこで釣れるかを読み、うまく読んだら、してやったりで釣れる。

上流と下流にビートがあると、その感覚をうまく切り替えていく必要がある。が、現在上流に魚は薄く、水位の変化が乏しいため、河口から上がってくるサーモンも少ない。上も下も八方ふさがりだ。6月初っぱななんぞはそれを覚悟のことなのだが。

となると、初日・2日目と釣れたのは、あの大増水のおかげ。増水が収まり、雪解けがじわじわと水位を下げず、水温も上げず・・・。ひとまず、本日はお手上げでした。
2007-06-05

ノルウェー晴れ

水位は6月3日の午後に1m20cmまで下がった。日中は20℃まで気温が上がるため、雪解けは更に進み、日中に解けた雪のおかげで夜の間に水位が上がり、4日の朝にはまた1m40cmに戻っている。一進一退ながらもじわじわと水位は下がり続ける。

今日も雲一つない、カラリとしたノルウェー晴れ。こんな日が連続するとサーモンの動きはすこぶる悪くなるから、いけない。

初日、2日目と釣れて、スタートはまずまずだったが、ここに来て釣れる気配が遠のいた。しばらくは待ちを覚悟せねばならないだろう。

今年のNFCのビートは下流のクゥォールから最上流のアルモースまで、約60kmの間に点在している。現在最も可能性の高いビートは、河口から最も近いクゥォール。メインの中流域には5月に上がった魚が少々。今のところ、最上流のアルモースは水が多すぎて釣りの対象から外れている。水位が下がってサーモンが川中にちらばる7月には、この構図もがらりと変わって、最上流がベストになるかもしれない。

ここでNFCシステムのご紹介。NFCのビートのローテーションは、2人1組で6時間交代。24時間営業だから、良いビートが夜中の0時から早朝の6時までだったりするが、1週間単位で見ると、だいたい恨みっこ無しに組まれている。

1ビートの広さはサクラマスのベストプール1つくらい。これを6時間2人で占領し、邪魔者は入ってこない。早朝の場所取り合戦もない。レンタカーで日本にいるのと同じように、自分のペースで釣りができる。

このレポートときたら、辛い話ばかりで申し訳ありませんが、ガウラのサーモンフィッシング、是非計画してみてはいかがでしょうか。でも全部おまかせがよろしければ、モンゴルのタイメンがお勧めです。

信用のおけぬこちらの天気予報によると、ノルウェー晴れはしばらく続くとのこと。これではまるでモンゴル晴れではないか。やっぱり、甘くないようで・・・。
2007-06-04

7.0kg

水位は急激に下がり、6月2日の午後にはフロセットのゲージが1m50cmとなった。水温は相変わらず6℃。気温は日中20℃まで上がり、日差しも強い。

今シーズン、NFCはクゥォール(KVALと書く)いうかなり下流にロアー・ガウラ・ビートを新設した。下流域はどこの川もそうだが、いたって平坦で、石も小さく、ただ川幅が広いというだけで、今ひとつ魅力に欠ける。魅力といえば上がってきたサーモンを真っ先に釣れるということくらいだ。渓相の良い上流部がちゃんと釣れれば、誰も行かなくなる。

この日は、偵察に行ったこのビートで、運良くシーライス付きのフレッシュを一匹。7.0kg、90cm。フライはアクアマリン・スクィッド・ミディアムサイズ。

上流部は今もって超ハイウォーター。途中のフォスを超えてくる魚はいない。大増水前にわずかに上がったサーモンは水が落ちるとともに更に上流を目指して行ってしまった。フィヨルドの河口から障害物のないロアー・ガウラは、確実にサーモンが通過するからねらい目だ。が、何しろ単調で・・・。

今回の写真は俗に言う「キャッチ&リリース・スタイル」。最近のヨーロッパではどのメディアも露骨なチーズ写真を控える傾向にあり、NFCでもクラブハウスの中庭で恒例の「魚をぶら下げてチーズ」をやめてしまった。背景を川に、魚をあまり水から上げず、釣り人はカメラではなく魚を見つめる・・という写真を1枚くらい撮っておいた方が無難かも。

今シーズン、ガウラのリミットは、サーモン、シートラウトともに、2匹/1日/1人。シートラウトが来る7月なら、1日計4匹キープできる。

我々が初めてここを訪れた1994年、6月の川上流部にはほとんど釣り人もなく、お持ち帰りは無制限だった。
2007-06-03

7.5kg

解禁日の夕方6時30分。水位も大分下がり、フロセットのゲージは1m90cmと計測可能になった。因みに、いわゆる「ハイウォーター」とは1m20cmのあたりを指す。

待望の1匹目はラングワから。7.5kgの美しいフレッシュ。ラングワは昔からNFCのビートの中で、ブリッジプールと並んでその年の最初の魚が釣れるプールだ。特に今回のような大増水なら、ラングワに分がある。この日はケン・サワダだけでなく、英国人グラント・フォアマンが少し前にやはりラングワから似たようなサイズをランディング。

これでラングワは当分、空かないプールとなる。良いスタートだ。

まさかの大増水で始まった今シーズン、NFCのクラブハウスはまだ記録紙やメジャーの準備が整わず、嬉しい知らせに慌てふためいている。

フライはミディアムサイズのローズマリー・ロングテール。ラインはDST-13-S Type IIにサーモンリーダーのー8X、SW1713Lとザ・ハニカム・サーモンIIのコンビネーションは去年と同じ。

日中の気温は20℃を超え、強烈な日差しと抜けるような青空。ラングワの水温はこの時6℃。水色も大分透明になって来た。

このまま晴れモードが続くとなると・・・。
2007-06-02

大増水

2007年6月1日、今年もまたサーモンを釣りにガウラへ。

ガウラ周辺は前日、今年最高気温を記録。加えて一日中豪雨が降り続け、川は雨と雪代で洪水寸前までふくれあがっていた。午前0時の解禁に、ロッドを持って川に立てた釣り人はほとんどいなかっただろう。

今年の5月、ガウラはほぼ平年並みの水位を記録していた。この間、サーモンが上流まで遡上できたのはたった3日間。川中に魚はいるが、あまりにも数が少ない・・といういつもの6月の定番。

夜半から減水を始めたガウラは見る見るうちに水位が落ち、午前6時頃にようやく釣りを開始した。まずはガウラ下流部、そしてブリッジプール・・と攻める。釣りのできるポイントはまだ少ない。もう少し、水が落ちないと・・。

手始めに大増水の定番、スティングレイ・ロングテールにST4の#4、DST タイプIV、VIで様子を見る。状況に合わせて次々に戦略を変えて行く。

早朝の気温は15℃、水温7℃。この時期にしてはかなり高い。気温が更に上昇すれば雪解けが進み、午後からまた水位が上がるだろう。この水温だと、サーモンの遡上スピードも速いはずだ。

毎年、初日は今シーズンの状況を把握しつつ、幸運の一匹を手にする段取りなのだが・・・。
2007-06-01