2012年より、フライショー・ファインアート部門をスタートさせました。
ファインアート部門はクラシックサーモンフライの作品の完成度を競うコンテスト形式の展覧会です。
もちろん、高得点をマークし、文句なしのステージに達した作品にはグランプリが授与されます。
残念ながら、今回はグランプリの誕生は見送られました。高い得点の作品もありましたが、あともう一歩、圧倒的な輝きが欲しいところです。
ドレッサーの皆さんにはより一層の試行錯誤と自己の作品との格闘を期待したいと思います。
これまで19年間続けてきた「フライドレッシングコンテスト」とこのフライショー・ファインアート部門の違いは、エントリー資格をプロショップサワダでフライドレッシングを学んでいるドレッサーに限ったことです。
今後も、この方針は変わりません。
クラシックサーモンフライはウィリアム・ブラッカーより200年余りの歴史を持つ、ドレッサーの叡智と探求がぎっしり詰まったフライフィッシングの世界遺産です。
過去のパターンリストを読み解き、その創造力を現代のドレッシングに更にパワーアップして表現してもらいたいと思います。
ファインアート部門は、現在5つのカテゴリーで最高10点満点で作品を評価しています。5つのカテゴリーとは技術点、芸術点、創造力点、魚を釣る能力点、ダイナミズム点です。一番肝心なのは、どんな美しくドレッシングできたとしても、魚が釣れなくては失格、ということです。
まずは今回の作品をご覧ください。最初は総合点の高い順に作品が登場します。5つの評価基準でさらに詳しく並べ替えると、それぞれの作品がまた一段と興味深くなって現れてくると思います。
ドレッサーの皆さんには、更なるレベルアップを期待したいと思います。
さて、今回からの新しい試みとしてスタートしたのがこのキラートロフィー部門です。
ファインアート部門と違い、最優先されるのが魚を釣った実績です。
釣った証拠が必要なので、エントリ資格はトロフィークラブにお寄せいただいたアングラーの皆さんに限っています。
釣りをする人間にとって、トロフィーを釣るということは大いなる夢です。
その夢を実現したアングラーの皆さんがどんな状況で、どんなフライを使い、どんなふうにして釣り上げたか・・。その秘密のほんの一部を公開することは、後に続くアングラーにとって大変示唆に富んだ貴重な情報となって残ります。
このキラートロフィー部門は年間通じてエントリが可能です。過去のトロフィーでもエントリできます。
作品送付の最終締め切りは毎年11月30日です。「上手でなければエントリできない」なんていうことはありませんので、自己の作品の記録として、どんどんエントリしてください。
同じフライでも違った巻き方をしたもの、違ったフックにアレンジしたものなど、様々なバリエーションもエントリしてください。あらゆる試みが、多くのヒントを生み出します。
エントリはエントリ項目をプリント、またはコピーしてご利用ください。フライに関する小気味よいコメントを大いに期待しております。
2012年元旦 沢田賢一郎