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長い間フライラインにさほどの期待はなかった。だから、一般によく知られたメーカーのフライラインを漫然と使用し、それはパワーウエットを行うようになってからも同様であった。ただ悩みはあった。己のキャスティング能力は棚に上げてのことだが、大きなフライを40ヤードを超えるポイントへコントロールよくきっちりとターンさせることや、もっと飛距離が欲しいことなどであった。さらに、ラインを短くして遠くへ投げようとしたとき、ラインがクシャクシャになって飛ぶ、オーバーターンを起こさないで欲しいとも思っていた。
そんなラインなんてあるものか、と思っていたのだが、KenSawadaのDSTラインが発売されるやいなや12番を全種類購入し、三シーズン使用してみて、このラインこそが望んでいたすべてをかなえた優れものであることを実感し、こうなれば、KenSawadaのすべてのラインを手に入れようかと、財布のなかをみて思案に暮れているのである。 とまれ、私が驚愕するDSTラインの性能とはこうだ。 |
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ターン性能 ターン性能が素晴らしいのは使ってみればすぐに分かる。イブニングの川で今まで使っていたラインのつもりでフィニッシュし、40ヤード先の暗くなった川面にフライが飛沫をあげてターンしてたのをみて、相当の音がしたから釣れる訳ないのに、「すげー」と驚いて独り言を口走ったほどだ。 遠投性 ターン性能が素晴らしいことは遠投性にもつながることは分かるだろう。今まで届かなかった50ヤード先のポイントで、きっちり仕事をしてくれるのである。つまり、これまでのラインより5ヤードは飛ぶから、もしかして、おれはキャスティングがうまくなったか、と錯覚を起こすほどである。 |
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一発でポイントに入るバランス 対岸ぎりぎりのブッシュの下に、ハイテク装備の米軍機より精度よくピンポイント攻撃できる。これはまさに特筆ものである。私の場合は、今年になってこうした状況に数多く遭遇したのだが、フライはねらった40ヤード先のブッシュの下20センチ四方ほどのピンポイントに、ピシッピシッと正確に入る。思わず、「誰かみてくれ、このキャスティングの素晴らしさ」と、胸の奥にジーンとこみ上げるものがあったほどだ。 |
SL6 Black Spey Hooks
DU3 Limerick Spinner Hooks
SL4 Single Bartleet Hooks
XD1 Tube Fly Double Hooks
DD2 Flat Perfect Hooks
DD1 Black Terrestrial Hooks
TD4 Old Limerick Wet Hooks
DU1 Silver May Hooks
MU1 Flat Midge Hooks
LD3 Long Limerick Hooks
TD2 Summer Sproat Hooks
XS1 Tube Single Silver Hooks
TD6 Siver Sedge Hooks
SL5 Black Spey Hooks
DU3 Limerick Spinner Hooks