
1970年代後半、「RIRネック」をイギリスから調達するのが難しくなってきたため、私はRIR(ロード・アイランド・レッド)誕生の地であるアメリカから本物のRIR(ロード・アイランド・レッド)を直接輸入した。その数は数年で500羽を超えた。
いよいよ本物のRIR(ロード・アイランド・レッド)でフライを巻けると期待したのだが、テール材を取ることができたネックが一割ほど有っただけで、ボディ用のストークは硬くて使い物にならず、ハックルとして使えるものは皆無であった。
このように本物のRIR(ロード・アイランド・レッド)はフライのマテリアルとしては、ストークにしてもハックルにしても失格だった。
ただし、ハックルやハックル・ストークの色は、確かにランズ・パティキュラを巻くのにふさわしい色合いであったことは間違いない。
そもそも、Lunnの巻いたフライのパターンリストは彼自身が残したものでない可能性が高い。Lunnのフライを見て、そのパターンリストを書き著した人が、当時、アメリカで画期的な品種の鶏が誕生したニュースに影響され、また、ストークの色が同じという理由から、Lunnの使用したレッド・ハックルとハックル・ストークをRIR(ロード・アイランド・レッド)と記したのではないか。そんな想像もしたくなる。
--つづく--
©KEN SAWADA
2012-12-07

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DU3 Limerick Spinner Hooks

SL4 Single Bartleet Hooks

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DD2 Flat Perfect Hooks

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TD4 Old Limerick Wet Hooks

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MU1 Flat Midge Hooks

LD3 Long Limerick Hooks

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XS1 Tube Single Silver Hooks

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