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'08  3年ぶりでした サクラマス 64cm!
渡辺 洋幸 (わたなべひろゆき) 静岡県在住  Hiroyuki Watanabe in Shizuoka 【Japan】
フライフィッシング歴18年 / サクラマス歴6年
Hiroyuki Watanabe Cherry Salmon
今シーズン、4回のバレの後、ようやくランディング。64cmが眩しい。
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species サクラマス Cherry Salmon
体長 Length 64cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size アクアマリン・グリーン on 1-1/2ハイブリッドチューブ with ST3 Tube Fly Treble #6
ロッド Rod KS SS1612D
リール Reel KS SU Salmon II Limited BURGUNDY
フライライン Fly Line DST-12-S Type II
釣った日 Date of Catch 2008/04/29
釣った場所 Place of Catch 神通川
IMPRESSIONS

2005年に九頭竜川で初のサクラマスを釣り上げた後、

watanabe
今年は雪の量も多く、巷では遡上量もそれなりに多いと予想されていた。毎年、初釣行は3月の第一週目と決めている。

今年は仕事の調整も出来、日・月曜日と混雑を避け、一日平日を当てる事ができた。初期は黒系のフライに実績があるため、ナイトシェードとスティングレイをメインにこの二日間を通す事にした。

初日の日曜は有名な中洲のポイントに入ったが、それなりの数のルアーやフライマンが入れ替わり攻めて、それなりのプレッシャーが魚に掛かっていると予想できたので、この日は初日と言う事もあり、自分自身の感覚を取り戻すのに費やした。

2日目は昨日流した中州のポイントに朝一番に入ると決め、目覚めてすぐ一目散に車を走らせた。昨日、このポイントを流している時、遡上してきたサクラマスが大きくジャンプするのを確認し、流れの中に魚が入ってきていることを確信した。

平日という事もあり、流れを独占する事ができた。SS1612Dにチェリーサーモン IIをセットし、本流筋の脇を丁寧に釣り下り、流れの中ほどに差し掛かった所でリトリーブするラインが止まった。一瞬、動作を止め、軽くテンションを掛けると、明らかに根掛かりではない反応がロッドに伝わってきた。

サクラだ・・・。しかし、右手で抑えているラインのテンションを緩める事ができない。頭の中では右手に向かってラインを離せと叫んでいるのだが、身動き出来ない。そのままロッドが数回あおられ、テンションが消えた・・・。
watanabe

1度目を流し終え、ラインとフライを変え、気を取り直して同じ流れを最初から流し直し、先程魚が掛かった場所に差し掛かった。ここは何もなく通過し、先程より僅かに下流側で又リトリーブするラインが止まった。

又掛かった! 先程と全く同じ状況だった為、今度は駄目元で手繰ったフラットビームを開放してみた。魚はフライを銜えたまま流芯に向かって走り始め、手繰ったラインは瞬く間に出て行き、リールが心地よく鳴り出した。

2度ほど走った後、魚は止まった。この間3分も掛かっていないと思う。とても長く感じ、我慢しきれずにロッドを岸側に倒し、フッキングを試みる。ロッドはバットから曲がり、フッキング成功かと思った瞬間、ロッドからテンションが消えた・・。

何が起きたのか解らず、暫し呆然とした。流石にこの時は体から力が抜けた。その後、ポイントを替え、流れの終わりでこの日3匹目を掛けるものの、ラインが岩に取られ、魚は首を振って去っていった。2008年の開幕は3本掛け、3バラシと不甲斐無い結果に終わってしまった。

今年は駄目元で送った神通川の抽選に当たり、九頭竜川には3月後半まで通い、4月から神通川に通う事になった。ポイントが全くわからないので、地元の釣り仲間を通じて、2年前に神通川でサクラを釣った人から詳細のポイント情報を得る事ができた。

4月に入り、解禁初日とその翌週と通ったが、全く何も起きなかった。漁協監視員の方に状況を聞いたが、下流域で多少上がってはいるが、水量も例年よりも多く水温も低い為、遡上が遅れているようだという。
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都合が付かず、3度目の釣行はゴールデンウィークの前半4月28・29日になってしまった。川で出会った富山のルアーマンに状況を聞くが、下流域で朝は釣れるが、昼は全く釣れていないらしく、上流域での釣果情報はあまり聞こえてこないようだった。

今回は水量が多く、何時ものポイントの後半部、馬の背となっているところには立ち込める状況ではなかった。さっき別の場所で出会ったフライマンがイブニングで同じポイントに入り、先に帰りますと挨拶をしていった。

「私はこれで帰ります。さっきこのポイントで魚が跳ねましたので、頑張ってください。」帰ろうか悩んでいたが、この言葉を聞いて、翌朝、同じポイントを流してから帰ることにした。

翌朝、フライをアクアマリングリーンに決め、ラインもDSTタイプ2に決めた。昨日のイブニングに比べると濁りもなく、何よりもウェーダーから伝わってくる水温の違いを感じた。昨日はウェーディングしていて寒いと感じるほどだったのが、今朝は寒さを感じない。

釣り始めると直に、ネットを車に忘れた事に気付くが、中盤までの流れであれば掛かっても岸に上げる事ができるので、特に気にせず釣り下った。結局この流れの中盤までは何も起きなかった。

明らかに昨日よりも水量が減っているので、後半の馬の背まで立ち込めるかもしれない。しかし、万が一あそこで魚を掛けたらネット無しでは取り込む事ができない。どうしても気になったので、車まで引き返し、ネットを持って馬の背に立ち込んだ。
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馬の背の中盤から後半を最初に流し、後半部スイング終了後にリトリーブを開始すると、ラインが止まった。まさかと思ったが、反応ができず、数回ロッドが煽られ、何時もの如くテンションが無くなった。

未だ居るかもしれない・・と思い、未だ釣っていない馬の背の前半部へ移動。ラインを出して一投目、スイングの途中でひったくる様な当りが来た。

クリアな水面に銀色の魚体が表れた。魚の位置を確認、ロッドを倒してフッキング。何度か水面に出ようとするがロッドを倒して対応。フックの刺さり具合を確認するがフックの状態がわからない。早目に決着したいのだが、中々寄って来ない。

ようやくネットの届く範囲に寄って来たが、強風と腰までのウェーディングで、上手くネットに納まらず、2度ネットインに失敗。3度目でようやくネットに納める事が出来た。

数々の失敗の中での3年振りの一匹は、多くの感動と経験を与えてくれた。

このサクラが釣れた前日、yanaiさんから3年振りに芦ノ湖でサクラマスが釣れたとメールをもらった。そう言えば、今年の芦ノ湖特別解禁の時も強風と低水温で諦めかけた時に、yanaiさんから「釣れた!!」というメールをもらい、すぐにポイントを替えて65cm・45cmの2本のレインボーを上げる事ができた。

yanaiさんからのメールは「諦めずにもっと頑張れ」と言われているような気がした。この2年ほど、自分もサクラマスが釣れたらトロフィークラブに載せると約束し、中々達成できずに居た。これで、yanaiさんとの約束を果せた。
釣った日の天候 Weather of the day:晴れ