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'05  シルバーハーンの奇跡 タイメン 131cm!
長山 吉郎 (ながやまよしろう) 東京都在住  Yoshiro Nagayama in Tokyo 【Japan】
フライフィッシング歴6年 / サクラマス歴6年
Yoshiro Nagayama Taimen
釣れないまま、とうとう最終日。奇跡は起こった。
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species タイメン Taimen
体長 Length 131cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size シルバーハーン on 2“ Plastic Tube with ST4 #4
ロッド Rod KS SS 1712D
リール Reel KS SU Salmon II The Cherry Salmon
釣った日 Date of Catch 2005/09/22
釣った場所 Place of Catch オノン川 in モンゴル
IMPRESSIONS

目的のタイメンが釣れないまま、とうとう釣り最終日を迎えてしまった。
スクールに同 行したメンバーはもう全員タイメンを釣っている。

シルバーハーンと名付けられた巨大なマウスフライ。
ずしりとした重み。ファイト中、手が痺れ、足が震えた。
船のような波を立てて川に帰っていくタイメン。

今日はもう遠征は無理ということで、キャンプ近くのポイントに、フライチーム7名を乗せたプルゴンが到着した。通訳が、「2名、ここで降りて!タイメンのいる可能性もあるポイントだから」と言う。

まだ釣れていない私に気を使って、平野さんが「沢田さんと長山さん!」と言ってくれた。

川のそばにだけはえている木立を通って川に降りる。プールはゆったりと流れていた。沢田さんからこのプールのアプーチの仕方を教わりタックルを準備する。チューブのシルバーハーンに尻尾つきの4番のフックを結んだ。

流れに立ち込み対岸に向かって"ねずみ"を投げていく。着水後すぐにちょんちょんとアクションを加え少しリトリーブしたとき、突然ぐんと重くなった。ロッドを立てて踏ん張るが相手はびくともしない。魚がガバッと音をたててその身体の一部が見えた。ガイドが「ビッグタイメン!」と叫ぶ。

沢田さんに御指導と励ましを受けながらファイトを続ける。約25分後、右手がしびれ使い物にならなくなったころ、沢田さんが慎重にランディングしてくれた。

131センチ、川の王者といった風格のタイメンだ。

今回のスクールでは、釣れていなっかった私が優先的にいいポイントに入ってしまい、同行した皆様には、大変ご迷惑をお掛けしました。この場を借りてお詫びを申し上げます。

最後になりますが、こんな素晴らしいスクールに参加できたこと、素晴らしいタイメンに巡り合えたことを、沢田さんと平野さん、現地のスタッフの方々に感謝します。