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'00  ディーンリバーで スティールヘッド 75cm!
宮崎 恭一 (みやざききょういち) 栃木県在住  Kyoichi Miyazaki in Tochigi 【Japan】
フライフィッシング歴15年 / サーモン&スティールヘッド・フィッシング歴5年
Kyoichi Miyazaki Steelhead Trout
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species スティールヘッド Steelhead Trout
体長 Length 75cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size GP Variation 1/0
ロッド Rod KS SS 1511D
リール Reel SU SALMON I Millenium Blue
釣った日 Date of Catch 2000/07 上旬
釣った場所 Place of Catch カナダ・ディーンリバー
IMPRESSIONS

ディーンリバーへ

GP Variation 1/0
Tag: Gold flat tinsel
Tail: Orange goat hair, Jungle cock dyed red, V-cut Tippet
Body: Rear half: Yellow dubbing, Front half: Orange dubbing
Rib: Gold oval tinsel, Silver round tinsel for protecting
Hackle: Claret
Throat: Orange heron
Wing: Tippet and red breast feather of GP
ディーンリバーはバビーン、サスタットと並ぶ、カナダBC州クラス1のスティールヘッドの銘川である。ディーンリバーのスティールヘッドはキャニオンと呼ばれる激流帯を遡上しなければならないため、シルバーキャノンとか、タックルバスターと呼ばれる好ファイターとなるらしい。
今年の7月、ここに友人と一緒に1週間釣りをした。

カットバンクでのスペイキャスト

カットバンクは、ディーンリバーのランの1つであり、文字通り背後に崖が迫っている。今回の遠征出発前、沢田さんにSS1511Dが良いスペイロッドと成ることを教えてもらったため、今回はこのロッドをスペイロッドとして用い、釣り始めて数日で、スティールヘッド2匹とチヌークサーモン1匹をランディングしていた。

スペースシューターシリーズはそれまでずっとシューティング用のロッドとして捉えていたため、沢田さんに聞いていなかったら、スペイロッドとして使うことは無かっただろう。しかし使ってみると快適であり、しかも、力の強いチヌークを掛けても何の心配も無いほどパワーのあるロッドであった。

そのため、シューティングメインで釣りをするつもりであったのが、カットバンクでスペイキャストをするのがいつのまにか楽しみになっていた。

満足の1匹

最初の数日で結果が出ていたものの、その後釣れない日々が続き、最後はやはりカットバンクに戻ってきた。

ロッドはSS1511D、ラインはタイプ6のシンクティップのスペイライン、フライはオリジナルのGPバリエーションを使う。いつもの通りの場所からウエイディング。しかし、当たりは無い。ランを数十m釣り下り、ガイドが有望であると教えてくれていた倒木ポイントを過ぎても何の反応も無い。テールエンドはもう目前である。

しかし、諦められないので、その後も丁寧に丁寧にフライを泳がすことを心がけていると、テールエンドの直前でフライが流芯で引っ手繰られたのである。


この魚は元気がよく、ジャンプとランを繰り返したため、バッキングラインがリールのノブに引っかかるトラブルがあったが、冷静に対応し、魚を緩流帯に誘導してランディングすることが出来た。

大きさは75cmと小さかったが、シーライスの付いている銀ピカのフレッシュランである。釣り方にも納得できたので、大満足の1匹であり、有終の美を飾る事が出来た。