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'01  シューティングスペイで攻めて釣った サクラマス 55cm,  2.0kg!
藤原 吉和 (ふじわらよしかず) 群馬県在住  Yoshikazu Fujiwara in Gunma 【Japan】
フライフィッシング歴5年 / サクラマス歴4年 / サーモンフィッシング歴1年
Yoshikazu Fujiwara Cherry Salmon
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species サクラマス Cherry Salmon
体長 Length 55cm
体重 Weight 2.0kg
フライ Fly & Hook Size Aquamarine Squid Pink-Blue with ST1 Treble Perfect #6
ロッド Rod KS SS 1511D
リール Reel KS SU SALMON I Silver
フライライン Fly Line DST-12-S Type II 12.0m
釣った日 Date of Catch 2001/03/13
釣った場所 Place of Catch 九頭竜川 The RIver KUZURYU
IMPRESSIONS

念願の九頭竜川で

昨年、沢田さんやマリーアンさんのおかげで行く事が出来たノルウェイのリバーガウラ。何もかも初めての地で、多くの貴重な体験を積むことができた。

その一つは、ギリーのサイモンに「どのような場所でも釣りが出来ないといけない」と言われ、ハイバンクのプールでシューティングヘッドのシングルスペイキャストのレッスンを受けたことだ。そのおかげで釣ることが出来た1匹のグリルス。この事が今回念願の九頭龍川でサクラマスを釣り上げるためのとてつもない経験となったのだ。

シューティングスペイ

その日は、朝から6カ所程のプールを回り、日暮れの近づいた5時頃、ポイントを探し、流芯が岸際にあるハイバンク下のプールを歩いていた。

すると「ガバッ」

「あれ!?」

その数秒後、また同じ場所でなんと銀色に輝く魚体を水面に出してサクラマスがライズしているではないか。とんでもない物を見てしまった私は、慌てて車に戻り、先程まで使っていた1712Dをしまうと、シューティングスペイ用に昨年購入した1511DにシルバーのサーモンIをセットし、凄まじい勢いでポイントに戻った。

先程ライズがあった場所から20メートル程上流から釣り下がる事にした。約10投程でそこまでたどりつくであろう。

流芯が自分側の岸にあるため、ほんの20m位の距離をシングルスペイでキャストし、丁寧にフライを岸近くまで泳がして5投もした時、今度は今フライがスイングしているすぐ近くでまたサクラマスがライズした。

「頼む、すれ違いにならないでくれ!」

スイングしていたフライがターンし終わる頃を見計らってロッドを上下にあおろうとした、まさにその時。
 
「ドスッ」ときたのと同時に流れに乗ってすごい勢いでサクラマスは下流に走った。

フリーフックの威力

フッキングしたのが私の真下に近い所だったので、ハラハラしながら慎重にやりとりし、数分後足元に寄ってきたサクラマスを無事ネットですくう事が出来た。慌ててフライを見てみると、ST1の6番フックの3本中2本のフックがかろうじて皮1枚で掛かっていた。

最近、沢田さんが発表された「フリーフックメソッド」を行っての結果であった。トレブルフックのST1#6でなっかたら...と思うと背筋が凍る思いがした。

感謝!

一生かけてでも1匹のサクラマスに逢いたいと始めたパワーウェット。昨年の神通川に引き続き、念願の九頭龍川でもサクラマスを釣る事が出来ました。

このサクラマスに逢えたのも、いつも夢のようなお話や的確なアドバイスをして下さる沢田さん、マリーアンさんをはじめ、リバーガウラでシューティングスペイを教えてくれたサイモン、情報をくれる友達、キャスティングやタイイングを教えて下さる先輩方々のおかげだと感謝しています。

すべての方々のおかげで釣る事が出来たサクラマス、すごく幸せです。みなさん本当に有り難うございました。これからもがんばります。