www.kensawada.com
'01  イブニングライズを狙って攻めて レインボートラウト 54cm!
新井 格之 (あらいただゆき) 埼玉県在住  Tadayuki Arai in Saitama 【Japan】
フライフィッシング歴22年 / サクラマス歴3年
Tadayuki Arai
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species レインボートラウト 
体長 Length 54cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size Great Sedge tied on the SL2 #8
Muddler Minnow on the LD1 #8
ロッド Rod KS SD BACK RANGER
リール Reel KS SU67 Silver
釣った日 Date of Catch 2001/08 19時頃
釣った場所 Place of Catch 極秘!
IMPRESSIONS

ローウォーター

Great Sedge on SL2 #8

今シーズンは、スタートから本流の大物に狙いを絞って釣行を重ねたが、小物しか釣れず、とうとうローウォーターの季節となってしまった。そんな時、知人から川の状況が良くなったとの情報をもらい、日中に小型のダブルフックSD1の10番に巻いたグリーンワスプを使ったローウォーターの釣りを試みたが、結果は思わしくない。諦めきれずイブニングライズに賭けることにした。

イブニングを狙って


支度をしてポイントに向かうと、長さ10メートル程の小さな中州を挟んで手前に2メートルの支流、向こう側には長さ約40メートルの流速の早い瀬、その下で合流した流芯の脇に怪しげな流れが出来ていて、見るからに大物の気配が感じられた。私は早速準備に取り掛かった。
Muddler Minnow on LD1 #8

SU 67から6番のフローティングラインを引き出し、12フィート、2Xのリーダーを結び、ブラックレインジャーにセット。リードフライには、私のイブニングライズの定番であるSL2の8番に巻いたグレートセッジ、ドロッパーにはLD1の8番に巻いたマドラーミノーをそれぞれ結んだ。

時計を見ると午後6時30分、いきなり核心部を攻めるのは、まだ時間的に早いと思ったので中州の少し上流に移動してから釣り始める事にした。釣り方は勿論ダウン・アンド・アクロス。フライを長い瀬の流芯にキャスト。フライが表層をナチュラルドリフトするように、ラインテンションに気を配りながら中洲の終りまで慎重に釣り下った。
Green Wasp SD1 #10

グッドファイター


いよいよ核心部を釣る事になったが、これから下は水深があり立ち込むことが出来ない。そこで、ワンキャスト毎に1メートルずつラインを伸ばして行く事にした。1投目、2投目とフライが何事も無く核心部を通過していった。そして下流対岸に向けての3投目、フライが核心部を横切り始めた時、鋭いアタリと共にロッドはバットから絞り込まれ、67が悲鳴を上げた。

『狙いどおり!』釣り始めてからおそらく20分程であった。体勢を立て直しロッドを水平にして対処するが、魚は流れに乗って一気に下流へと突っ走る。ラインがどんどんリールから引き出され、遂に下巻きのフラットビームまでも出ていってしまった。かなりのサイズである。

れ以上走られたら勝ち目は無いと思い、私はリールに強くテンションをかけ必死にこらえた。すると下流30ヤード付近で水飛沫が上がり、魚の位置が確認できた。幸い大きな障害物が無かったので、そこからは強引にポンピングを繰り返してリールを巻き込んだ。魚は最後まで激しく抵抗を見せたが、何とか中洲にずり上げ、ランディング成功!

念願のレインボー54センチ!


ドロッパーのマドラーミノーを捕らえたのは54センチの美しいレインボーであった。この川のサイズとしては中型クラスであったが、こうして狙い通り上手くいくとは、全く思ってもいなかった。大川のイブニングライズには、やはりこのドロッパー・システムだと、改めて感じさせられた。

この釣りを本格的に始めてから5年、幾つもの敗北と絶望感を味わいながらも諦めずに続けてきた甲斐があったと思っている。 そして、このトロフィーを手にする事が出来たのも、情報をくれた知人の御陰であると感謝している次第である。

未知の可能性を秘めたウエット・フライ・フィッシング、来シーズンも更なる大型魚を求めて、この釣りに磨きをかけて行きたいと思う。