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'02  シーズンの最後を飾った レインボートラウト 55cm!
大垣 俊夫 (おおがきとしお) 栃木県在住  Toshio Ohgaki in Tochigi 【Japan】
フライフィッシング歴11年 / サクラマス歴3年 / 1998年全日本キャスティングチャンピオン
Toshio Ohgaki Rainbow Trout
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species レインボートラウト Rainbow Trout
体長 Length 55cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size リードフライ:ピーコッククィーン TD2 #4
ドロッパー:マドラーミノー SL2 #8
ロッド Rod KS AR SALMON PARR
リール Reel KS SU 910 Silver
釣った日 Date of Catch 2002/09 下旬
釣った場所 Place of Catch 本流
IMPRESSIONS

シーズン最後を狙って

Muddler Minnow on SL2 #8 and Peacock Queen on TD2 #4
今シーズンの目標を本流の大物に絞り釣行を重ねたが、狙っている大物には巡り合えないまま最後の釣行となった。早朝からいくつかのポイントを廻ったが小物しか相手にしてもらえない。しかたなく昼食をとり、午後に備え仮眠をとる事にした。

午後になってからも数ヶ所粘ったが、結果は出ない。そのうち残り時間も少なくなってしまい、最後のポイントにかけることにした。この場所は瀬の頭から対岸に岩盤が入っており下流は大きな淵になっている。岩盤脇の深場に大物が潜んでいると判断し、SS1511DにST-11のタイプIIを巻いたサーモン1をセットして瀬の頭から釣り始めた。しかしキャストを繰り返しても反応がないまま、とうとう最後の一流しを終えてしまった。

そこで、イブニングに備え、ポイントを少し休め、パワーウェットからフローティングのウェットに変えてもう一度釣ることにした。

ピーコッククィーン


サーモンパーにフローティングラインを巻いたSU910をセットし、12ft1Xのリーダーにリードフライをピーコッククィーン、ドロッパーはマドラーミノーを結び、流芯脇を丁寧に流した。
55cmの見事な魚体。ウェットフライで釣った最高のトロフィー!

何投目かのことである。軽いあたりの後「ガボ ガボ ガボ」と何ものかがものすごい勢いでリールからラインを引き出し、下流に走る。水面に魚体を出させないよう、寝かせたサーモンパーはバットから曲がっている。フローティングラインと同じくらいのバッキングがリールから出て行った時、突然底に張り付いたように動かなくなってしまった。

このファイトからして狙っていた大物と確信した。リールを巻こうとしたが思うように巻けない。無理をしてラインを回収することをあきらめ、一定のテンションを保ったまま自らが下流に下りリールを巻く。時間をかけ、少しずつ距離をつめ、さらに数分のファイトの後、ついにリードフライを咥えたレインボーが姿を現した。

「念願の大物だ!!」

慎重にネットを差し出し無事ランディングに成功。ネットに収まったレインボーは私自身のウェットのトロフィーであり、ファイト、プロポーションとも今シーズンの最後を飾るのにふさわしい感動の1尾となった。