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フロセット1m--その2

6月8日、ガウラに来て早1週間が過ぎた。魚がやってきたのは最初の4日。以降、フィヨルドからサーモンが上がってこない。

上流が釣れないのはわかる。今日もフロセットの最低水位は1m。まだ、サーモンはフォスを越えられない。「フォスを越えた。それ行け!」というのは、明日以降に持ち越しになってしまった。気になるのは、フォスに関係のない下流でもサーモンの姿が1匹も見えなくなっていることだ。海からの遡上が途絶えてしまっている。

連日の快晴。河原は猛暑に等しく、1流しで体力を消耗する。気温は27℃、水温は下流で11℃。フロセット1mというのは、サーモンさえ居れば、下流も上流も最高のフライウォーターとなる水位なのだが・・・。

今日は朝からクゥォールに張り付いたが、当たりはおろか跳ねも見えない。これではフォス下にたまったサーモンの数も大したものではないだろう。フォスが開いたとしても、上流目指して上がった魚に出会うのはそれなりに大変だ。

サーモンは高気圧を好まないのだろうか。今日はパーやブラウントラウトさえも、姿を見せなかった。

写真は下流のクゥォール。炎天下、朝6時から昼までフライを流したが、何にも起こらなかった。