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膠着状態

当初の予想を裏切って、天気は曇り時々晴れが続いている。水温は8℃−9℃。水位は収まり加減のハイウォーター。状況はまずまずだが、結果は微妙だ。食う、食わないがランダムで、予測がつかない。

こんな時ほど、ビギナーズラックでトロフィーを持っていかれてしまうのが常だ。

今日もかすかなアタリと、食い気のないフッキングで終始した。水が減ってきたので、崖側を少々攻めたが、まだちょっと早かった。
gaula055

NFCでは各プールすべて魚が見える状況となり、粘れば釣れるところまで来た。翌週来るクレイジーにはまずまずの条件だろう。魚が居なかったとは言わせないぞ!

ガウラ暦16年目。サーモンフィッシングには終わりがないことを、改めて確信しつつある。トラウトフィッシンングであれば、完璧を極めることができる。魚のいるポイント、状況をすべて把握し、それに極めつけの技量があれば、9割方取ったも同じ。

が、サーモンは違う。ポイントに居着いているわけではないのだ。サーモンはひたすら上流を目指して遡上する魚だ。従って、サーモンが釣れるのは、そこに居着いた魚を釣ったのではなく、下流からやってきた魚を釣ったのであり、その感覚をまず実感するのが成功への第一歩なのだ。

となると、まっすぐ上流を目指しているサーモンを追っかけるのでなく、待ち伏せして釣るのが得策だ。

ただ、待ち伏せは辛いぞ。一つのプールで6時間待つのは大変な胆力を要する。でも、待って釣るべし。あっちのビートがいいと言って、動いたら負け。だから、意外に体力が落ちて動けなくなった、そして経験豊富なおじいちゃんが勝っちゃう。

まさしく、That`s Salmon Fishing!

ROD: KS SW 1712H, KS SW ROGNES
REEL: KS THE HONEYCOMB Salmon II
LINE: DST-12-S Type II, Type III, Intermediate, DSS-12/13-I
FLY: Yellow Shimmer
HOOK: XD1 #2
Weather:Cloudy
TEMP A: 10-16℃
TEMP W: 8.0-9.0℃
Volume of Water: 150-120t/sec