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6度目の後・・

水位は下がって早朝には300m³を切った。昨日の連続バレのダメージは大きいが、最終日ともなれば開き直るしか無い。
gaula098

午前中はNFCの撮影につき合った。我々の滞在中、撮影の日を何度決めても、すっぽかし、すっぽかされを繰り返し、今日になってしまった。サーモンフィッシングでは釣りが最優先であり、大抵の約束は後回しになる。

あと1匹は何としても釣りたいところだが、焦ってみてもしょうがない。撮影中に釣れれば・・というほのかな期待もノーフィッシュに終わり、午後に賭ける。
gaula099

水位は更に下がり、午後には220m³となった。午後4時頃、ビートのトップで沢田賢一郎がまたしても危ういフッキングで1匹を掛けた。数分のファイトであっけなくフックがすっぽ抜けてきた。これで6度目だ。

さすがに、日本に帰ったらお祓いをしてもらわねばという気持ちになったという。

あと2時間程で、今季のガウラは終了する。もう一度気を取り直してトップから再度フライを流す。群れが来ていたのだろう。あっさり次のサーモンがフライ食った。
gaula100

今度はいつも通りのフッキング。マリーアンはまた、プールのボトムから走って駆けつけるが、水が多くてトップの中州に渡れない。仕方なく、少々遠い手前の岸からカメラを構える。

ファイトはさすがに慎重になったという。いつもより時間をかけてランディング。9kgほどのサーモンだった。

最初の1匹を釣ってから、6回も危ういフッキングでバラし、最後に1匹。狙っている超大物ではないが、ここまでタフな状況だとどんな魚でも有り難い。

マリーアンもその群れを狙って釣り続けたが、群れは行ってしまった後だったようだ。

今回は多くの課題を残したため、「終わり良ければ・・」という訳には行かない。次回のためにまた新たな試行錯誤が始まる。17年も通っているのに、毎回新たな問題を投げかけてくる。

そして今回もまた、例のフレーズで終了する。「That`s Salmon Fishing!』

ROD: KS SW 1712H, KS SW ROGNES, KS SS 1712D_H
REEL: KS THE HONEYCOMB Salmon II, KS SU Salmon II Burgundy
LINE: DST-12-S Type II, Type III, Type VI, Type VI, DSS-12/13-I, DST-12-S Intermediate
FLY: Shimmer Pattern, Rosemary, Black Fairy, Stingray
HOOK: ST4 #4, XD1 #2
Weather:Cloudy and Rain
TEMP A: 6-12℃
TEMP W: 6.0-8.0℃
Volume of Water: 300-210m³/sec