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TRAVELLER

メーターオーバーを釣りました!

杉山 彰英

今年は目標達成です

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キャスティングからフライの流し方まで、目一杯指導を受け、最終日に実を結ぶ。
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取り込みも随分と慣れてきたところ。
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グリーンハイランダー・ロングテールをくわえて上がってきたタイメン。
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今回のハイライト。昨年から念願だったメーターオーバーを抱えて。只今の生涯記録。
今年もまた、KEN SAWADA フライフィッシング・スクール in モンゴルに参加させていただいた。

昨年に続き、タイメン・アムールトラウト・レノックとモンゴルでの3大ターゲットを制覇し、最終日には人生最大の大物に出会うことができた。釣果もすばらしかったが、少人数であったために沢田さんからじっくりレッスンを受けられ、またひとつ、パワーウエットの扉を開けることができ、忘れられない釣行となった。

■出発
今年の参加者は沢田さん、平野さん以外は私と早川さんのみであった。出発前から早川さんとは綿密は打ち合わせ(単なる飲み会?)を繰り返した。今年の飛行機は定刻通りで、まだ、明るいうちにウランバートルに到着した。玄関を出ると、一足先にモンゴル入りしていた平野さんと現地のスタッフが出迎えてくれた。今年の車はロシア製軍用車両のプルゴンでなく、ランドクルーザーとヒュンダイ製のワンボックス車であった。2-3時間ほど、オンロードを走ると、今夜の宿泊先のツーリストキャンプに着いた。ここでの宿泊もゲルであるが、ゲル内は相変わらず快適だ。

翌日は早朝より出発し、昼頃にはベンデル村ツーリストキャンプに到着。いよいよ、釣りだ。

■釣り開始
今年のモンゴルは暖かい。ゴアジャケットが要らないほどだ。初日は沢田さんのレッスンで、キャスティング、フライの流し方について教わった。今まで、いかにフライが仕事をしていなかったのが分かった。初日は3回程、アタリがあったものの、フッキングには至らなかった。1年ぶりのパワーウェットで、アタリに対して思わず体が動いてしまったためであった。

キャンプに戻り、食後はゲルでくつろいだ。今年は早川さんと2人部屋だ。昨年の藤原さんのレポートをお読みになった方はご存知かもしれないが、早川さんのいびきは有名である。しかし、今年は、なんと早川さんは私のために、耳栓を用意してくださった。早川さんはとても優しい人です(笑)。

翌日は、遠距離のドライブに車酔いしてしまったが、何とか、レノックをぼちぼち釣ることができた。

3日目には50cmと小型であるがアムールトラウト、タイメンを追加し、グランドスラムを達成した。

4日目、今度は、大物を期待したが、その願いはかなわなかった。

■最終日
そしていよいよ、最終日。朝一番は昨年の晩秋に沢田さんが大物をあげた通称「沢田ポイント」へ向かい、付きっ切りで教えてもらいながら、フライを流した。しかし、レノック2匹に終わった。その後、ポイントを移動するも、小型のタイメンとレノックのみであった。今年のモンゴルは大物とは縁が無かったと、ほぼあきらめていた。

しかし、ここはモンゴル。やはり、これでは終わらなかった。最後の最後にドラマは起こった(詳細はトロフィークラブを参照)。この魚は一生忘れないであろう。

■おわりに
今年もオノン川の美しさと人々の優しさは変わらぬままであった。現代において、この変わらぬ自然はとても貴重である。ぜひ、来年も訪れたい。そして、これをお読みになった皆様も、機会があれば、訪れることをお勧めします。きっと、違った世界がのぞけると思います。

最後になりましたが、今回のツアーを企画していただいた沢田さん、平野さん、いろいろと気を遣ってくださった同行の早川さん、そして、現地のスタッフに感謝をします。