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TRAVELLER

二度目のスクールを終えて

早川 雅也

色々な事に目をつぶり、今年もモンゴルに行ってきました。

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プールにくまなくフライを流しているはずだったが・・。
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流心の向こう側を狙ってロングキャスト。
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遂にタイメンを釣りました。この日は水面に月が映り、ひときわ感動的でした。
いつもの事ながら、大きな魚を釣ることを妄想し、去年より少し大きめにフライを巻き、モンゴルに備えました。

空港で杉山さんと待ち合わせをし、「今年の目標はメーター・オーバーだね!」と話しながらも、ますます妄想を膨らませ、フライトを待ちました。幸い、今年は時間通りに飛行機も離陸し、順調な出足です。

モンゴルに到着すると、先にモンゴル入りしていた平野さん、オノンキャンプのガンスフさん、アムガーさんらが出迎えてくれました。今年はすぐにウランバートルを出て、途中のツーリストキャンプで1泊し、早朝くらいうちに一路オノン川へ向けて出発です。

途中、通称「デニーズ」に寄り、朝食。午後にはもうベンデル村に到着。昼食が終わるとすぐにスクールが始まりました。

どきどきしながら釣り場に向かいます。初日は杉山さんが沢田さんに、私は平野さんにレッスンを受けました。

2日目は私が沢田さんのレッスンの番です。一対一でのレッスンは緊張の一言。釣りをしている横でアドバイスをくれます。釣り下っていくと、沢田さんが「今のキャスト、竿の角度、スイング、どれもうまく行っている。魚が出るなら今!」と言った瞬間、アタリが!!

思わず「何故わかったんですか?」と聞いてしまいました。言われた答えは「秘密」にします。魚は・・・バラしました・・・。最後に「魚が出るまでは完璧だったのに、合わせが最悪!」と言われたのでした。

この合わせの悪さは平野さんにも何度も指摘されました。ロッドの位置、角度、等々詳しく教えてもらいましたが、体が言うことを聞かない・・・最後まで合わせには苦しめられる事に・・・。

そして4日目の沢田さんのレッスン。この日はポイントの読み方です。どの辺りに魚が居るかを言ってからポイントに入り、先に釣りをします。1匹釣れてポイントは間違えていませんでしたが、「流れの向こうは釣りをしていないね」と言われました。「ちょっと見てて」と釣り始めると、いきなりアタリ・・・。そこから4匹連続でした。

「手前はアタリがないからちゃんと釣ったね。」と言われた時は、さすがに深く考えさせられました。「今まで何をやっていたんだろう・・・。」

もっと頭を使って釣りをしなきゃ・・、と言い聞かせ、その日のイブニングに臨みました。まだタイメンを釣っていないのは自分一人。一番のポイントを譲ってもらいます。丁寧にフライを投げるといきなりアタリが来たが、乗らない・・・。このお話はトロフィークラブで詳しく

その後、このポイントで杉山さんがメーターオーバーを釣りました。おめでとうございます。最後の最後でかっこ良かったです!

最後に、ガンスフさん、アムガーさん、ガナさん、ユオンナさん、ドギーさん、今年も楽しく滞在でき、有り難うございました。毎回ご迷惑をお掛けしますが、平野さん、今回も泣けました。沢田さんに習ったことを忘れず、これからも大いにフライフィッシングを楽しんで行きたいです。