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TRAVELLER

モンゴルへのお誘い

平野秀輔

思ったより近いモンゴル−直行便で5時間

レノック(Lenok Trout)

釣りたての魚体はこのように美しい。習性はブラウントラウトに似ている。ただし口は小さく横に広がっている。
モンゴルは遠いというイメージの方が多いが、実は成田から首都ウランバートルまではMIATモンゴル航空の直行便で5時間である。そして6月から10月まではサマータイムのため日本と時差はない。フィッシングシーズンは、5月中旬から10月中旬までということで、特にベストシーズンは6月と9月から10月中旬ということになっている。これには理由があり、実はモンゴルの川は冬の間−30℃という気温のため凍ってしまう。つまり凍った川が溶けて、水温が上昇する6月は産卵とあいまって魚の活性が一気に高まり、また9月から10月は越冬のため魚たちが荒食いする期間となる。フライフィッシングにおける対象魚はタイメン(イトウ)、レノック(コクチマス)、ハリウス(モンゴリアングレイリング)、パイクということになる。現在のモンゴルは滞在費が他の外国におけるフィッシングに比較して格段に安く、そして魚は100%天然魚であるため、訪れておく価値が十分にあると考えられる。
ハリウス(Mongolian Grayling)

小型で格好悪いが、川によっては40cmオーバーも
比較的簡単に狙えるらしい。レノックより流れの早いところにいる。

今のところMIATモンゴル航空では6月から10月の間は成田〜ウランバートル間について月、水、土曜日に直行便が往復運航されている(余談だがこれ以外の曜日に移動する場合にはソウル若しくは北京経由となる)。お勧めは土曜日発の翌週土曜日着(8日間)か、土曜発の水曜着(5日間)ということになる。本格的なタイメンフィッシングは首都ウランバートルから500km以上移動しなければならず、10時間以上の4WD車での移動(舗装道路が途中で途切れてしまう)が必要となるため、最低でも8日間は欲しい(当然それ以上はもっといい※)ところだが、今回はまず手始めに5日間で十分釣りを満喫できる首都ウランバートルから200km未満と、比較的近いパガヌールという地区のヘルレン川を紹介させていただく。ここは空港又はホテルから車で約3時間半の移動で済み、レノックとハリウスが主体の釣りであるがタイメンも生息し、時には1mオーバー級も釣れることがあるという。

※ただしヘリコプターをチャーターすれば、5日間若しくは6日間の日程でも本格的タイメンフィッシングは可能である。コストの方は原油価格が高騰している現在の相場を聞いたところ、往復を頼むと1グループあたりUS$4,000程度のエクストラチャージがかかるということらしいが、希望日にチャーターできるかどうかはその時々に拠るらしい