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DSTラインの上手なカットの仕方

DSTラインの取り扱いについて

DST・ダブルシューティング・テーパーは2本分のシューティング・テーパー・ラインを繋いでいるため、ダブルテーパーの形に仕上がっています。勿論、そのまま使用するためでなく、適当な長さにカットして、2本のシューティングヘッドを作るためです。

最初は全長が1メートル異なるようにカット

どのようにカットすると便利か、最も簡単な方法をご紹介します。

1) 先ずラインを全てほどき、両端を揃えて2本に合わせます。こうすると簡単にラインの中央が判ります。

2) 中央から50センチずらした部分をカットします。こうすると全長が1メートル異なる2本のラインを作ることができます。

例:DSTラインをカットして、長さが1m違うシューティングヘッドを2本作る。

DSTラインの全長はラインの性質に合わせて変えてあります。それぞれのラインを上記の方法でカットしたとき、最も使いやすい最長の長さと、それより1メートル短いラインが得られます。

釣り場の状況やキャスティングテクニック、更に好みに応じて微調整

実はDSTラインの全長は、長いヘッドが好きな人が、最も長いラインを使うことができるSS1712Dを使用して投げる場合を想定して決めてあります。こうしてカットすれば、ラインを作るのにいちいちメジャーで長さを測る手間が省けるからです。実際に釣りをする場合、この長い方のラインの長さが限界ですから、SS1612D以下のロッドを使用するときや、ポイントまでの距離が35メートル以内、後方に障害物がある場合等はもう少し短いラインが効果的です。

2種類の長さを使い分ける時、そのラインの全長の差を1メートル程にしておくと便利です。持ち歩くときは色の異なるフライラインホルダーで押さえておくと、間違わなくて済みます。

長すぎると感じたラインをカットするとき、一度に50センチ以上詰めないようにします。一度切ったラインは元に戻せませんから、少しずつ慎重にカットして最適の長さを見つけて下さい。